2012年9月28日金曜日

ニューヨーク、2012年9月25日(火)

ECI、NYにて国連総会の一般討論を前にして
アハマディネジャド大統領を阻止する時は今

9月24日、イランのアハマディネジャド大統領は、国連総会で、潘基文(パン・キムン)国連事務総長が、反イスラエル的発言が扇動するものであったと警告したことに対して反発。ECIはこれに対して大統領の発言はホロコーストを否定したものだった主張します。

国連という場で、国際法に基づいたスピーチの場で、アハマディネジャド大統領はイスラエルを激しく非難し、「イスラエルのルーツは中東にはない。」と発言しました。つまり、この発言は中東地域における3千年間にも渡るユダヤ人の歴史を否定するものです。そして、以前発言した「イスラエルを世界地図から抹殺する。」という明らかに脅かした発言を確証するものでした。

これは、第67回国連総会にアハマディネジャド大統領が到着する2日前に発言されています。ユダヤ人の主軸である敵イランが、ユダヤ暦の新年にあたるヨムキプールで世界の指導者に向けたこの発言に対して多くの指導者は懸念を表明しました。

ですから、ECIのディレクター・トーマス・サンデルはここニューヨークでの月曜日、「イランを阻止する時は今だ」と主張するのです。イランのアハマディネジャド大統領は対イスラエル向けの核兵器を使用する脅威を示すと同時に、国際社会からの核兵器開発の査察を常に無視してきました。月曜日の夜、CNNのインタビューで、アハマディネジャド大統領は、ホロコーストの史実を信じますかとの質問の答えには応じませんでした。

「潘基文(パン・キムン)国連事務総長の手腕がとわれるのは今この時と言える。」とECIのサンデルは言います。「9月26日水曜日、アハマディネジャド大統領がホロコーストを否定し、反イスラエル的表現から阻止できるかどうか、キムン国連総長の政治的手腕が明らかにされるのでしょう。

今年1月、欧州議会は、ストラスブルクとブリュッセルでホロコースト否定禁止条例を発表しました。国連総長は最近、イランにとってそのような言動は、「潜在的有害な結果をもたらすだろう」と警告しました。

国連でのホロコースト否定の禁止を呼びかけているECIは、ニューヨークで、各国の代表団や国連職員と会合する中で、ホロコースト否定禁止を国連に呼びかけています。9月27日(木)には、国連トップ職員との会合を予定しています。水曜日に、アハマディネジャド大統領が発言する翌日となり、国連で、ECIはホロコーストを否定する恒久的な禁止を討議する構えです。」