2012年8月22日水曜日

最新ニュース ヘルシンキ 2012年7月19日


イスラエルのためのヨーロッパ連合
クリスチャン主導の欧州イスラエル連合促進

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ヘルシンキ 2012719

イスラエルの欧州連合は木曜日に、ブルガリアのブルガスで起きたテロ攻撃に対して哀悼の意を表明します。そのテロは、水曜日起こり、イスラエルの観光客を乗せたバスでのテロ攻撃で、7人が死亡し、30名が負傷したと報道されました。ヘルシンキの創設者トーマス·サンデルは、以下の声明を発表しています。

- 恐ろしいこの残忍な行為は、ユダヤ人がヨーロッパや世界各地で安全に旅行できないという悲しい事実を思い出させます。ユダヤ人のホロコーストの状況からわずか一世代が過ぎていますが、いまだ正常化とはなっていません。ユダヤ人は、まだアドルフ·ヒトラーと同じ信念によって駆り立てられた人々によってテロの正当なターゲットとして見なされているのです。それは、 1972年にミュンヘンで起きた夏季オリンピックでユダヤ人が殺されたテロ行為だけにとどまらず、18年前に起きた、アルゼンチンでの大規模な爆弾攻撃にもおよぶものです。これらのテロ行為、および他の同様のテロ行為は、ユダヤ人に対する攻撃が止んではいないという悲しい事実を証明します。

- 欧州連合とその加盟国が行動をとるのは、テロと反ユダヤ主義を阻止する、大きな責任を持っています。今年初頭、フランスのトゥールーズにあるユダヤ人幼稚園で3人の子供たちと一人の大人が射殺された事件がありました。ブリュッセルでEU外交政策チーフ·アシュトンは、世界で起きている致命的な事故や悲劇と、トゥールーズのテロ行為を比較してこう述べています。「EUの指導者らは子供たちが殺されたという事実だけを報道し、ある一つの事実を見落としている。それは、彼らが単にユダヤ人だというだけの理由で殺されたという事実だ。」と。

- このEUの態度はユダヤ民族の苦悩に対する広範囲のあいまいさを露呈しているものです。ユダヤ人に対するテロ行為は一般的に、「悲劇」や「爆発」として描かれており、まったくもってどのような者たちがユダヤ人を攻撃したのか、テロの動機が何であったのかは明示しません。今日のヨーロッパの深い問題がここにあるのです。EUの指導者に限らず、政治上の大部分の階級および、メディアも同様です。ユダヤ人に対するホロコーストおよび何世紀にも渡る反セム主義の出来事が、今日、私たちのこの欧州研究所を設立する動機となっています。つまり、このようなホロコーストによる悲しい出来事を踏まえ、ユダヤ人が安全に住むことができる新しいヨーロッパを設立することを願っているのです。

ECIは、今年の4月、トゥールーズの事件からこの事柄を繰り返し主張しています。急増する反ユダヤ主義の問題に対処するためのEUの緊急サミット、ヨーロッパに住むユダヤ人、欧州を安全にユダヤ人が旅行できるため。同じようなテロ行為が起こらないよう、ヨーロッパの指導者たちは目を覚ますようにと。