2014年1月15日水曜日

2014年1月号 月間報告

今年初めの月間報告ですから、最初に私たちの友人である皆様に、そしてサポーターの皆様に感謝申し上げます。ECIは、皆様の助けなしにはここまで来ることはできませんでした。2014年は、私たちのビジョンと働きを明示することによって、さらに皆様との関係を強固なものとしていく意向です。

私たちとはこのようなものです


イスラエルのための欧州連合(ECI)は、ユダヤ教とキリスト教に共通の相続を基盤として、2003年、ヨーロッパとイスラエルの良好な関係を強化するために設立されました。

過去10年間、ECIは、EU連合、国連、各国政府のような欧州および国際機関の信頼できるクリスチャンの声として確立してきました。

私たちが国の議員たちとともに働きを進めているのは、よみがえりつつある反ユダヤ主義の中で、再び公的領域から退いていた過去の誤ちを繰り返すことがないためです。

クリスチャンが教会の特別な集会やイベントでイスラエルを学ぶことは重要なことです。しかし、私たちはどこで決断が下され、意見が形成されていくのかを知ることは大切なことです。キリスト教のサークル内にとどまることはやさしいことですが、私たちは意識的にどこで戦いがなされているのか、政府内、国際機関の中で、見ていく必要があるのです。

ECIは、今後も、私たちができることを、皆様の助けとともに、行動していきます。祈りによる「法律上の霊の戦い」と、イスラエルの現状を伝え、イスラエルを実際的に助けることによって、反ユダヤ主義と戦っていきます。

皆様の助けとともに、私たちは働きを進めてきました。(ここをクリックしてビデオを見てください。)しかし、今後、欧州で、世界で、反ユダヤ主義、反シオニズムの力が強くなる中で、イスラエル、ユダヤ人は、さらに皆様からの助けが必要となってくることでしょう。今こそ、私たちの働きを成長させ、歴史から学び、まだ時間があるこの時に、立場を明確にしていこうではありませんか。

2014年、私たちがなすべき優先事項は下記のとおりです。

- ホロコースト記念日で、新たな反ユダヤ主義の形態がある認識を高める。
- 西岸・ガザ地区のEUの制裁に反対することによってユダヤ人の法的権利を守る。
- 祈りと投票:祈りとヨーロッパの選挙で投票するためにクリスチャンを集結する。
- 国際社会でユダヤ人によって作られた積極的な貢献を強調し、国連、欧州で、イスラエルのためのより多くの支援を動員するキャンペーンを展開する。
- 欧州議会および他の媒体から欧州のレポートを放映するメディアの仕事を進める。
- 若い指導者を訓練し、指導する。

支援
国連、ECIとともに始動


【ニューヨーク】 国連事務局は、ユダヤの大祭日の認識を得るという、ECI案を支持する意向です。クリスマス直前のニューヨークで、ECIは、国連総会の右腕であり、議長を務めた Ion Botnaru氏に受け入れられました。私たちは、昨年ヤン国連事務次長と会談したことによって、Botnaru氏と会合をもつことができました。この友好的、かつ建設的な会合の中で、ユダヤの大祭日を国連でいかに認識を得るかについて、具体的な事柄が提示されました。主導権は193の国連加盟国にあるものの、国連事務局はこの案に協力的であるのです。

個別の常任委員との会合では、過去最高に多くの国々の国連派遣員と会合することができ、私たちの提案の支持を得ました。現在、国連安全保障理事会を代表する一つの政府は、ECI路線に同調し、新政府路線に反映するために、政府の方針を変えたと、公に発表しました。同政府は、バランスのとれた背景説明をするため、ECIとECIの法律専門家と共に働きを進めることを希望する旨を発表しました。

多くの国々は、歴史的に、官僚が国の指導者以上に反イスラエルであるというジレンマに直面しています。政府首相が親イスラエルであったとしても、政府の官僚たちが反イスラエルである場合があるのです。ある政府は最近、私たちにこのように語りました。自国の政府外で、新たな展望を提示する、ECIのような組織が必要であると。

小さな組織ではありますが、このような評価と信頼を頂き、深く感謝しています。政府や、国際機関を脇に追いやり、呪うことは簡単なことです。しかし、私たちは、彼らと直接的に関わり合うことによって、現状を改善することができるのです。

学び
1月26日の日曜日は、国際ホロコースト記念日


http://shadowsofshoah.com/EC4I/
ECIが最大に影響を与える一つに、ホロコーストを覚える日があります。2005年、ECIの主導により、欧州議会で、第1回ホロコースト追悼記念が行われ、組織化されました。昨年は、欧州議長によって、正式なEUのイベントになりました。今日では、ヨーロッパ全土の教会、クリスチャンのコミュニティが、ホロコーストが起きた1月27日に最も近い日曜日の礼拝を、ホロコーストの犠牲者を追悼する日とすることを呼びかけています。今年は、26日(日)にあたります。

今年は、ニュージーランドの写真家・デザイナーのペリー氏(Perry Trotter)と再びチームを組み、ホロコースト生存者の証しのビデオを制作することができました。この証しビデオは、ホロコーストの犠牲者を追悼し、反ユダヤ主義の猛毒に気づかせる最善の方法であると思われます。この短いですが、力強いビデオを、1月26日日曜日のホロコースト記念日に、少なくとも1回は放映していただければ幸いです。
ホロコースト記念日の映像はここをクリックしてください。
最近のヨーロッパの反ユダヤ主義における考察はここをクリックしてください。

ECI、ブリュッセルで超教派のホロコースト記念とその他のECIイベント


【ブリュッセル】 12月の第1週、ECIは、ヨーロッパで広がっている反ユダヤ主義などについて、Laszlo Surjan欧州副議長とブリュッセルで話し合いの時をもちました。この会議はペンテコステ欧州フェローシップの議長を務める Arto Hämäläinen氏とともに編成されたものです。

Surjan副議長は、EU議会の中で、宗教団体との対話を担当し、キリスト教の団体がよりEU議会に関われるように働きかけています。そのよい例が、ホロコースト記念です。会議の中で、ペンテコステ欧州フェローシップ、他のキリスト教の団体とともに、Surjan副議長の支援を得て、1月27日の月曜日、ブリュッセルで、超教派のホロコースト追悼記念をECIが組織することで合意しました。 その他にも、ロンドン、ベルリン、ヘルシンキで、他のイベントの開催を予定しています。詳細を知りたい方は、ECIにメールしてください。info@ec4i.org

祈り
2014年3月21日~23日、ブリュッセル、Hotel Silken Berlaymontで、
欧州祈りのサミット開催


過去20年間、欧州全土のクリスチャンが、自国の政府のため、また、イスラエルのために祈る目的で、ブリュッセルに集っています。今まさに、これまで以上に、このような祈りの集会が必要である時です。

ECIの働きは、常に、「祈りを引き起こす」ものでした。つまり、祈りこそ、自国とイスラエルの狭間に立つ力があると信じているのです。

集会では、指導者チームとして私たちが感じていることを分かち合い、年の大いなるチャレンジの機会となり、その後に、祈りの時をもちます。指導者チームには、Rick and Patti Ridings, Harald Eckert, Tomas Sandell, David Adeola, Bedros Nassanian, Lennart Fjell, Antti Hämäläinen がいます。

私たちの新しい祈りの集会の場所は、Hotel Silken Berlaymont で開催され、欧州委員会からとても近い距離にあります。「祈りのサミット」の詳細は、メールにてお知らせいたします。

トマス・サンデル記 tomas.sandell@pp.inet.fi