2015年1月19日月曜日

2015年1月号 月間報告

感謝!

新しい年を迎え、2014年の皆様の祈りと経済的な助けを感謝申し上げます。皆様の心温まるサポートにより昨年は若干の経済的プラスで終えることができました。

パリのグランドシナゴーグ、第二次世界大戦以降、初めて閉鎖

【パリ】 先週パリで起こったテロ事件の余波で、パリにあるグランドシナゴーグが第二次世界大戦以降初めてシャバットの祈りを閉鎖しました。ECIは引き続き、ペリーヌ・パリ支局員を通して、この事件を追っていきたいと思います。このテロ事件について私たちの記事はここからお読み頂けます。



2014年の劇的な終わりは、困難な未来を示している

【ニューヨーク】 私たちの何人かが、継続してクリスマスの間ずっとイスラエルに対する外交的戦いがエスカレートするのを監視していた時、それは12月29日の国連安全保障理事会での票決で締めくくられましたが、ECIのスタッフと活動家たちはあまり休日を得ることはできませんでした。

パレスチナ独立国家承認のための票決は、2年以内に係争地からのイスラエルの完全な撤退と、エルサレムを(共同の)首都とするという、全く一方的なヨルダンの決議案を国連安保理に受け入れさせようとする2014年最後の深刻な試みでした。

驚くべき出来事の連鎖の中で、ある国、それはナイジェリアが瀬戸際で考えを変えたことで、その結果、決議案は採択されませんでした。今のところは、ですが。

その一方でフランスとルクセンブルグはその決議に賛成の票を投じ(中国、ロシア、ヨルダン、チャド、アルゼンチン、そしてチリも)、アメリカとオーストラリアが反対票を投じて、イギリス、ルワンダ、リトアニア、韓国、そしてナイジェリアが棄権し、採決は一票足りなかったため見送られることになりました。

投票まで、ECIは国連安保理のメンバーに、決議案採択に対する明確な反対の立場を書簡で送りました。私たちは、一方的な解決ではなく、交渉による紛争の解決を主張して、安保理の主要メンバーと個人的なコンタクトをとっていました。

クリスマス前の別のメールでのメッセージの中で、私たちはまた、時間の設定をせず、国家としての明確な条件を果たすことでのパレスチナ国家創設を求めるヨーロッパ議会の票決について述べました。

2014年の最後の週は私たちにとって厳しいものであったため、私たちの努力が無駄ではなかったことに気づく、最も報われる時でもありました。この戦略的な働きが可能になったこと、みなさんのたくさんのご支援に感謝しています。

2015年のECIの働きをどのように支援していただけるか、詳しいことはECIのホームページをご覧ください。

ECIのディレクター、「アルバニアで大統領のハヌカのレセプションで国際的なゲストの栄誉」を受ける

【ティラナ】 国連情勢のECIのディレクター、Gregory Lafitteは、12月20日、ティアナの大統領官邸での毎年行われるハヌカ祭のレセプションで、「名誉あるゲスト」としてアルバニア大統領のBujar Nishaniから歓迎されました。

Lafitteはまた、文化的外交の重要性について大統領と個人的な会談を行いました。今日アルバニアは圧倒的にイスラム教の国で、長い間無神論だった歴史をもっていますが、その指導者は国連においてイスラエルの支えとなっています。

ニューヨークで第69回国連総会の開催中、9月にECIは初めてNishani 大統領と会談しました。その時、大統領はECIの働きと文化的外交のためのフォーラムに関心を示し、支持する意向を表明しました。

その2,3か月後、ECIは、大統領官邸で行われるハヌカの祭りのレセプションへの公式の招待状を受け取りました。スピーチの中で、大統領は、宗教と文化の自由の探求としてのハヌカの祭りの象徴的意味を強調していました。

メッセージは全世界へのアピールで、とりわけティアナでは、アルバニア人は数十年にわたり、自分たちの言語を話す自由や文化を楽しむ自由をはく奪されていたので、共感を呼びおこしました。アルバニアは、近年、イスラエルとユダヤ人に対する支持と友好を示すためにハヌカに点灯することを選んだ数カ国の中の1つです。

ヨム・キプールの承認に向けての国連の第一歩

【ニューヨーク】 ユダヤの祝日は、人類にとって深く重要な意味を持っています。この理由でECIは、国連対策の文化的外交のためのフォーラムを通して、国連がヨム・キプールを認めるためのキャンペーンを行ってきました。それはヨム・キプールが持っている赦しと和解の普遍的なメッセージの為です。

この政策は(EUを含む)60カ国の支持を得ましたが、G77というイスラム教国と非同盟運動で構成された、アラブグループによって反対されました。年の最後の会議で、第5国連総会委員会は最終的にヨム・キプールの重要性を承認することで合意、その日会議を持たないようにしました。これは国連の公式な祝日として完全に認められる方向に向けての第一歩です。文化的外交のためのフォーラムは、2015年、国連の祝日としてヨム・キプールが完全に認められるために引き続き働きかけていきます。

アウシュビッツ解放70周年を記念クラクフ会議

【クラクフ】 10年以上となりますが、ECI(イスラエルのための欧州共同体)は、600万のユダヤ人を組織的に殺害したーホロコーストの犠牲者を思い出し、ヨーロッパで最も暗黒の暗黒であった部分から学ぶ日として、1月27日を記念日としています。

他のどの年よりも、比べられないほど、今年の記念日は重要です、それは、アウシュビッツ解放70周年を迎える記念日であり、ヨーロッパの中での反ユダヤ主義の異常な高まりがあるからです。

ECIは、この危機的な重要な時に、クリスチャンが、ユダヤ人側に、そしてイスラエル側に立つ責任があることを、気づかせる世界的に活動を進めている3つの組織の一つです。1月27日に、ECIは、クラクフのシナゴーグを記念する特別コンサートを、その地域に住むユダヤ人と開催します。

この会議は、100日間の断食をしての祈りの始まりとなり、第二次世界大戦終結70周年を記念する5月10日にもたれるエルサレムでの会議が終わりとなります。詳細については、nfo@ec4i.org まで。


1月25日、ホロコーストを記念する日曜日、ホロコースト生存者の心にふれる証言の披露

【ブリュッセル】 今年、再び、ECIは、ニュージーランドの芸術家であり写真家のペリー・トロッター(Perry Trotter)と組んで、ホロコースト生存者の証言を短編映像としてウエッブ上で「Shadows of the Shoah」を公開しました。

牧師の方は、1月25日、教会の日曜礼拝の時に、これらの映像の一つを視聴することを検討ください。

教会の中では、この機会を、ECIへ一年に一度寄付をする時にしています。それは、ホロコーストについて、私たちECIが人々に教える援助となりますし、再び決して起こることがないよう、人々に確認させる非常に重要な時となります。

皆様のパートナーとしての寄付と援助をありがとうございます。