2015年6月25日木曜日

イスラエルの存続イランとの核協議期限まで一週間は交渉の余地なし!

2015年4月 ローザンヌ交渉

【ヘルシンキ】 2015年6月23日―6月30日の交渉期限を目前に、核協議が最終週に入った時、イスラエルのためのヨーロッパ連合は、G5+1(米国、英国、仏、露、独、そして中国)交渉チームにイランが核兵器開発ができないことを保証するために、断固とした態度をとるように、要請し続けている。

「イランの指導者がイスラエル国家の存続の権利を認め、近隣諸国と平和のうちに生活することに同意する前に、さらなる交渉協議はできない。」とECIの代表トマス・サンデールは、月曜日、ヘルシンキで声明を出した。

「他の国連加盟国を認めることを拒否すること、この場合はイスラエルだが、そしてその国を絶滅させるために脅威を与えることは、6月26日にサンフランシスコで70周年を祝おうとしている国連憲章を明らかに破るものである。」

イランの指導者たちは、一貫してホロコーストを否定すると同時に、ユダヤ人国家の壊滅を求めている。最近、イランの指導者たちによって、「交渉の余地がない」として「地図上からイスラエルを抹消する」ための誓いが宣言されたが、しかしこの声明の大部分はG5+1の交渉チームによって「核協議の協議事項に入るものではない」として無視された。

イランの協議議題にイスラエルの消滅することが目標である限り、G5+1は交渉のテーブルに戻るべきではなく、制裁を続けるべきである。」とサンデールは語った。

「イランは中東地域で国際テロの中心的な支援者であり、核開発能力で報いるべきではない。核を保有するイランの存在はその地域に平和と安定をもたらすものではなく、いっそうの不安定さをもたらすことになるだろう。そして新たな核兵器競争を起こすことになるだろう。」と警告した。

「良い交渉結果に達するまで、国際社会はイランに圧力をかけ続ける必要がある。」とサンデールは続けた。「EUはユダヤ人たちが存続の危機に直面する時、彼らを裏切らないという歴史的誓約をしている。歴史は我々に、ユダヤ人を絶滅させるという考えに取りつかれた政権に対して譲歩できないことを教えている。」とサンデールは語った。

「EUがイランに対する制裁を協議すると同時に、ガザや西岸地区での生産物にラベルをはることによって、イスラエルに新しい制裁措置を課そうと計画しているのは、憂慮すべきことだ。EUと国際社会は今、民主主義と法の支配のために立ち上がるのか、それとも自国民を迫害し、国際テロを支援するごろつきのような政権に譲歩するのかという、道徳的選択に直面している。」とサンデールは警告した。

イスラエルのためにヨーロッパ連合はイスラエル国家の存続を脅かすことになる核協議に反対する。イスラエルの存続は交渉の余地がないものだ。