2015年7月13日月曜日

2015年7月 月刊報告


ボイコットや制裁に加えて、イスラエルがイランの核の脅威に直面している時、イスラエルの多くの友人たちは恐れ身動きが取れなくなっている。ECIでは、我々はこういった脅威に対して、ただ単にイスラエルを擁護するだけではなくイスラエルを喜びその業績をたたえることによって対応することを選択している。

これが我々が「文化的外交」と「建設的な議題」ということの意味するところだ。フェデリカ・モゲリーニEU外務・安全保障政策上級代表のようなEUの指導者たちが、最近になって、ユダヤ人は私たちの文明に著しく貢献してきたし、現在もそうであると発言をしている。モゲリーニ氏の言葉を引用すると「ユダヤ人のいないヨーロッパはもはやヨーロッパではない。」これは国連にとっても真実である。もしユダヤ民族の影響と彼らの国連憲章の草案に対する積極的な貢献がなければ、おそらく今日、世界組織は存在しなかっただろう。

憎しみに対する最も効果的な解毒剤は、愛である。それゆえユダヤ人と近代イスラエル国家に対する憎悪に対峙する最もよい方法は、ユダヤ民族への謝意の表明とイスラエルを祝したたえることである。

ECIでは、国連で様々はユダヤ人の祝祭を記念しているが、それによって、いかにそれぞれの祝祭が今日の我々にとって普遍的なメッセージをもっているかを例に挙げて説明している。この件について、イスラエル支持のために三大陸で行う我々の働きがいかなるものかについて、一か月のうちに読むことができる。我々の働きを祈りと経済的支援によって支えて下さることに感謝したい。あなたがたの助けと共に我々は働きを続けていく。

文化外交フォーラムが、欧、米、そしてオーストラリアで政府レベルの会議とともに前進

【ベルリン】 国連で、ECI主導で行われる文化外交フォーラムは、その範囲を広げている。6月、三つの異なる大陸で政府レベルの会議が行われた!6月初め、トマス・サンデールとグレゴリー・ラフィティは、ユダヤ人団体との関係のためのドイツ政府の特別代表であるフェリクス・クレイン大使に会うためにベルリンに招かれた。

クレイン大使は、4月のブリュッセルのカンファランスでフォーラムの働きについて初めて知った。そこでは大使はイスラエルへの積極的な議題を持つことの必要性を語った。文化外交フォーラムの働きについて聞いた後、大使は、その働きについてさらに知るためにディレクターをベルリンに招待した。ベルリンで、ユダヤ民族の人類への多くの貢献と国連憲章の基本理念と価値への貢献を理解し認めることによって、文化的外交のためのフォーラムとドイツ政府は同じ立場にあることを確認した。

個別のミーティングが、ECIの法律弁護士アンドリュー・タッカーの導きの下、オーストラリアのキャンベラとニュージーランドのウェリントンでも行われ、グレゴリー・ラフィティ、トマス・サンデール、そしてルドルフ・ゲイギ―らによってニューヨークでも行われた。我々の考えと信念を共有する国の政府と協力することで、我々は国際的な場面での新イスラエルの声を強めることができる。

ニューヨークでの外交的昼食会に国連でのイスラエルの友人が集まる

【ニューヨーク】 6月16日、国連憲章への署名70周年に関連して、ECIはニューヨークのOne UN ホテルで外交的昼食会を主催した。イスラエルは国連加盟国となったのは1949年にさかのぼるが、しかし今日、国連でイスラエルの利益のために擁護する公式のグループはない。一方で、イスラエルへの憎悪を募らせて集まる団体は多い。

これは、6月中旬、サウジアラビアとイランが、国連総会の第5委員会の副議長の一人にイスラエルの外交官が任命されることを「挑発」と呼んで異議を唱えた。サウジアラビアとイランは激しく敵対しているが、にもかかわらず、イスラエルに対する敵意のために一致するのだ。

グレゴリー・ラフィティは昼食会のスピーチの中で、どうして国連に親イスラエルのグループがいまだにないのかと尋ねた。ある大使は、そのようなグループはすでに文化外交フォーラムの昼食会に参加している多くの国連の代表団とここ数年の活動を通して具体化してきていると言うことによって答えた。

文化外交フォーラムを特徴づけていることは「なにかに敵対するのではなく、支援することによって集まっていることにその特徴がある。」と別の大使は述べた。国連で建設的な議題を提出することにより、イスラエルの友人たちは彼らのイスラエル支持を表明する前向きな精神によって一致することができる行動の基盤を見出している。ここ2、3年にわたり、ECIは50名もの国連大使をユダヤ人の祝祭日を祝う昼食会に集め、人類に対するそれらのもつ普遍的メッセージをたたえている。

1948年の国連加盟以来、イスラエルはほとんどの場合、世界の組織の中で孤立させられてきた。ほとんどのイスラエルの友人たちは国連から退くか、建設的であろうとする代わりに否定的なイスラエル批判の運動に加わるかのどちらかである。多くの場合、その批判はよく練られたものであるにしても、その取組みは国連での力学を変えるものではない。

ECIは、決定がなされるところとなる必要があり、政策決定者と共に建設的に人々の関心を惹きつけることによって、肯定的な影響を与えることができると信じている。

国連やEUのような組織は決して完全ではなく、彼らはいまだに政治的現実であることは無視することはできない。ECIのゴールは、ともに集まることによって、またイスラエルの友人たちに力を与えることによって、そしてバランスがとれた証拠文書を提供することによってEUや国連をイスラエルにとってよりよい場所とすることである。

ECI 、ユニーク・ミッション オーストラリア、ニュージーランドへ

【キャンベラ】 ECIのタッカー法律顧問(右写真左)は、欧州のブリュッセルから最も遠い地であるオーストラリアとニュージーランドの首都への道が開かれた。タッカー氏はオーストラリア出身であるがゆえに、オセアニア大陸に関心があり、道が開かれたのも自然な成り行きといえる。

ニュージーランドは現在国連安全保障理事会のメンバーであり、首都は国連で重要な役割を担っている。6月中旬、タッカー氏は、両国の首都へ行き、国連の一方的なパレスチナ国家承認に対する説明と国の明確な目標を掲げた文化外交フォーラムのために、政府役員らと面談した。

トニー・アボット首相のオーストラリア政権とジュリー・ビショップ外相は、今日、強力なイスラエルを支持しており、両国の友好関係は外交上にも反映されている。オーストラリア政府はECIとの関係も快く受け入れ、国連の文化外交フォーラムも活発である。

ECIは、ニュージーランドでの働きも成功を収め、政府は、ECIの国連でのパレスチナ国家承認に対する説明に耳を傾けた。この書簡は、以前、国連とEU事務局で語ったものである。タッカー氏は後に、両国での説明に反論するものがだれもいなかったことから、成功を実感したことを語った。

ニュージーランドでは、ECIとの長い付き合いであるブレンダ(写真右)との会合で、「イスラエルのためのニュージーランド」と呼ばれ、ECIとの関係が新たに強化された。

オーストラリアとニュージーランドへのミッションは、ECIが活動する場がどのようなものであるかを描いたといえよう。ECIは両政府間でより良い関係を育むことを望んでいる。イスラエルのためのニュージーランドに関する情報を知りたい方は、ご連絡を。 info@ec4i.org