2015年9月10日木曜日

ECI、エルサレムでユダヤ歴の新年を祝う

ECI、エルサレムでユダヤ歴の新年を祝う

【エルサレム】 2015年9月10日、欧州議会が先週夏休み明けに会議を再開したように、ECIは、ユダヤ歴の新年である来るべきローシュ・ハッシャーナーを祝うために、エルサレムへ向かった。エルサレムでは政府関係者と会合を持つ予定でもあった。エルサレムにあるイェフダ・ホテルで木曜日の晩に夕食会を持ち、ECI創設者トマス・サンデルは、この時期にイスラエルの側に立つことがいかに重要であるかを語った。

「イスラエル国家は、中東における立場がすべての点で、いかに正しいのかを示しています。イスラエルの隣国の多くの国々がイスラム過激派の地獄の底に深く陥っている一方、イスラエル国家の繁栄は、継続しています。

2015年6月に発表された調査結果によると、イスラエル市民は、アメリカを抜いて、世界の中で11番目に幸せを感じている国であることが発表されました。この世界の幸福度指標は、世界158カ国が調査対象で、国民1人あたりの実質GDP(国内総生産)、健康寿命、社会的支援、人生選択の自由度、汚職レベルの低さ、寛容度を変数として幸福度を割り出したものです。

ユダヤ人とアラブ人が同じ水準で生活できる場所は、中東諸国の中では、他にないでしょう。こういった理由から、欧州連合は、イスラエルを弱体化させる方針を停止し、その代わりに、イスラエルから学ぶべきことを他の国に推し進めるべきなのです。イスラエルは中東の問題なのではなく、中東にある多くの問題の解決なのです。」

私、トマスのスピーチで、国連および外務国際機関事務局長のダニエル・メロン氏は、多くの国々は、再生可能エネルギーから農業技術に至るまで、イスラエルの技術革新から学ぶべきであることを述べた。

メロン氏は、ユダヤの祭日を認識させるために、ニューヨークの国連とブリュッセルの欧州連合でイスラエル国家に代わって、努力するECIをたたえた。そして、今年、ユダヤ歴の祭日であるヨム・キプール(大贖罪日)は、ジュネーブの国連人権理事会では、なんの活動もなかったことを語った。ECIは、ここ2年間、国連にユダヤの祭日を尊重するよう呼びかけ続けた。

ニューヨークの国連本部で行われた分科会では、先週、イスラエル国会のユリ議長とキム国連事務総長との間で、国連総長が、正しい方向に進むステップとして、ヨム・キプールの日には、会議をしないよう国連に決議する意向を示した。

今年、国連総会の一般討論の日を、イスラムの祝日イード・アル=アドハーとユダヤの祝日ヨム・キプールを尊重し、9月28日に延期された。ヨム・キプールに国連の活動がなかったのは、国連の歴史上初めてのことである。

夕食会で、ECIのグレゴリー国連問題担当ディレクターは、ユダヤの祭を祝うことがいかに重要であるかを語った。

「高まる反ユダヤ主義に対抗することは、ユダヤ人とユダヤ文化を守ることだけでなく、彼らの貢献が、人類にもたらされることを尊重し、祝うことでもあるのです。それが、ユダヤの祭日に表されているものでもあると言えます。

ECIは、イスラエルで会合を開くことで、新年の働きをスタートすることを習慣としていきたいと思っています。そうすることで、現代イスラエルの首都であり、ユダヤ・キリスト教文化の発祥地である、エルサレムの中心性を祝うことにもつながるのです。」

ユダヤ教の新年、ローシュ・ハッシャーナーは、日曜日の夜、9月13日から始まる。