2016年5月16日月曜日

2016年5月 月刊報告


このマンスリーレポートを書きながら、かなり精力的になされた働きを振り返っている。

ニューヨークの国際連合本部で最初の過越の祭のセーデル(過越祭の最初の夜の晩餐)をECIが共催した。またブリュッセルの欧州議会でのECI年次政策カンファランスを開催、毎月の新しいヨーロッパ・レポート・プログラムを記録、そして最後に我々の毎年恒例の祈りのサミットを組織した。すべてが同じ週に、しかも2つの違う大陸での働きだった!

おそらく我々の今までの働きの中で、最も働きが集中した週の一つだろうが、同時に最も実りの多い週でもあった。祈りをもって忠実に我々と共に立ってくださり、また我々がイスラエルと共に立ち続けるために捧げてくださった皆様の経済的なご支援に心から感謝を捧げる。

イスラエルが国連安保理の避難を回避した時に、ECIは国連で初の過越祭のセデルを共催

【ニューヨーク】  国連イスラエル大使のダニー・ダノン氏がニューヨークの国連本部で栄誉ある立場に立つことは、そうあることではない。しかし4月18日月曜日、ダノン大使は栄誉の座に座り、イスラエルに敬意を表しユダヤ人の祝日から学ぶために集まってきた約30カ国からの大使、大臣や国連の高官たちに囲まれた。

この日は、国連イスラエルミッションとECIの文化外交フォーラムによって運営された。

実は過越の祭の前夜、イスラエルは国連安保理で、それに劇的なことを加えるだけの敵意のある決議案に直面することが予想されていた。

過越の祭のセーデルの夕食会のテーブルに集まった各国の代表は、ハガダーの聖書的な物語を読み、ラビのエリ・アバディー師とグレゴリー・ラフィーティ、そしてトマス・サンデールによってなされた過越の祭が意味することの、今日の個人と国家にとっての重要性を聞くことで過越の話のレッスンから学んだのだろうか。

最終的に、決議案がに否決され国連安保理に提出されなくなった時、3500年前の最初の過越同様に、今年我々はイスラエルの神の忠実さを思い起こした。過越の祭のセデルの開催者として、この歴史的イベントがユダヤ民族に敵対することの愚かさを国々に思い起こさせる役割を果たしたと信じたい。

国連での否定的な評判にもかかわらず、いかに各国がユダヤ人の祝日から学ぶことに熱心であるかを再度、証明するものとなった。過去3年にわたり、ECIはユダヤ人の祝日を記念するためのいくつものイベントを準備してきた。その度に国連大使や国連のスタッフたちは参加することに熱心だった。

国連加盟国が「その剣を鋤きに打ち直し」(イザヤ2:4)、言明された彼らのゴールについて思いおこし、聖書で言われているように、ますます「ヤコブの神の道から学び」始めているのを見ることは、我々の喜びである。

ちょうど、昨年国連がヨム・キプールを公式の祝日と認めたことが、我々の国連での働きが無駄ではなく多くの実を実らせていることを表しているように。

我々と共に協力して、経済的にご支援くださることをぜひご検討いただきたい。皆様の贈り物をECIの国連での働きのためと記してしてくださることで、この重要な働きを国連で継続することが可能になる。

BDSが反ユダヤ主義を生み出す一方、イスラエルの技術革新は平和と繁栄を導くもの、と結び、ECI年次政策カンファランスは終了

【ブリュッセル】 ECIは、国連で最初の過越の祭のセデルを共催した2日後、欧州議会での第13回年次政策カンファランスを開催するためにニューヨークからブリュッセルに戻った。毎年EUの議員たちと関わることで、ECIはヨーロッパ連合の政策に肯定的な影響を与えることが可能になってきている。

西岸地区からのイスラエルの製品とサービスに対するEUの差別的政策の矛盾について数カ月に渡り論じてきた後、EUの指導者たちは、BDS運動が事実上、反ユダヤ主義を生み出していることをやっと理解した。ECIのカンファランスで、欧州委員会の反ユダヤ問題に対するEU特使のカタリーナ・バン・シュナーバン氏は、大学のキャンパスでのBDSイベントは反ユダヤ主義の台頭に続いて起こっていると言及。ユダヤ人学生がイスラエル国家との関係のゆえに再び大学のキャンパスで標的にされている事実に懸念を表明した。


Jan Sturesson氏は、世界経済フォーラムから国際クリスチャン商工会議所の会頭でもあるが、BDS が反ユダヤ主義を生み出す一方で、イスラエルの技術革新がイスラエルとパレスチナ双方に和平と繁栄を促進するものだと指摘した。彼のプレゼンテーションの中で、いかにイスラエルの企業が今日の世界の技術革新の牽引役の一人としての役割を果たしているかを説明し、イスラエルの経済からEUは学ぶように勧めた。社会主義者のS&DのPeter Niedermuellerから自由主義ALDEグループのHannu Takkulaや、保守党のECRグループのBas Belderまでというように、彼の指摘するポイントは政界の幅広い層の欧州議会のメンバーから支持されている。。イスラエルの技術革新とパリとブリュッセルでのテロ攻撃の直後にイスラエルから教えられた対処法に対する幅広い支持は、ヨーロッパでイスラエルの事例を示すための機会のユニークな窓を現している。